一口にドアノブと言ってもその種類は多岐にわたり、どのタイプを選ぶかによって取り付けの難易度や必要な工具が大きく変わってくるため、自分のDIYスキルに合った製品を選ぶことが成功への第一歩です。最も一般的で取り付けが簡単なのは「チューブラ錠」と呼ばれるタイプで、これはラッチボルトとノブが独立しており、主に室内ドアに使われているもので、ネジ2本程度で固定されているため初心者でも10分から15分程度で交換可能です。少し難易度が上がるのが「円筒錠」で、これはノブの中にロック機構が組み込まれており、握り玉の首にある小さな穴を押してノブを引き抜くという独特の分解手順が必要になるため、構造を理解していないと取り外しに苦労することがあります。さらに難易度が高いのが「インテグラル錠」や「箱錠(ケースロック)」で、これらは玄関や勝手口によく使われており、デッドボルトとラッチボルトが一体化した大きな錠ケースをドア内部に収める必要があり、寸法がシビアで調整も難しいため、DIYで交換する場合は全く同じ型番の製品を探して交換するのが無難です。また、輸入住宅などで使われている海外製のドアノブは、日本の規格(バックセットやドア厚)と異なる場合が多く、取り付けにはインチ規格の工具が必要だったり、ドアの大幅な加工が必要だったりすることがあるため、デザインだけで選ぶと痛い目を見ることになります。賢い選び方としては、まず既存のドアノブを取り外してメーカー名と型番を確認し、同じメーカーの後継機種や、「万能取替用」として販売されている調整可能な製品を選ぶことで、失敗のリスクを最小限に抑えつつ、スムーズな取り付け作業を実現することができるでしょう。